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公的医療保険の横暴
久々にログインしました。
日本から身内が来ておりまして、何もしていない割りに気ぜわしい日々を送っています。

先日は、大台に乗りましたので、ちょっと大きなパーティーをしました。
日常の雑務のほかに、準備や後片付けに追われ、昨日は夫の両親を招きましたので、家中の大掃除をして、ケーキを2種類準備して、その合間にお腹をすかせる夫と身内のご飯を作ったりと、家事嫌いの主婦・げろんとはパニック状態。ろん夫にも当り散らしておりました。
掃除をマメにしていれば、こんなに大騒ぎすることもないのでしょうが、なにぶんにもグウタラなものですから・・・。


9月だったでしょうか。
健康保険改革により、Rösler健康相が「公的健康保険は、(南部2州で結ばれている)家庭医契約を破棄しても構わない。そして、今後、この家庭医契約を他州に強制的に適用することは望まない。」という趣旨の発表をしました。
バイエルン州では、ほぼ全ての公的健康保険で、家庭医契約を実施しておりますが、家庭医に入ってくる診療報酬というのは、各健康保険でバラつきがあります。保険料も追加徴収をしたり、しなかったり・・・と実質的な被保険者の負担額もバラバラ。

今まで、それなりの診療報酬を約束していた地域健康保険AOKは、これを言い訳に、
「他の健康保険とのバランスを取るため、

2010年1月分までさかのぼって

診療報酬を下げる」
と一方的に、家庭医に通知してきたのです。

バイエルン州家庭医協会は、当然ながら、法的措置を取って抗議しているようなのですが・・・。


そんな通知を受け取って、数週間たった10月某日。


診療所の銀行口座から、9000ユーロが引き落とされていました。


計算すると、第一~第二四半期(つまり、1月~6月末)の診療報酬の差額と一致します。
一月で1500ユーロの報酬ダウン。
額面だけを見ていると、「いったい、どれだけ収入があるの??」と思うでしょう。

しかし、自営業というのは、そんな生易しいものではありません。
初期投資のために必要だった借金の返済、事業所の家賃・職員の給料や社会保障関連、追加徴税、設備投資など、自分たちのプライベート以外の支出を念頭に入れなければならないのです。
これらの支出は、報酬が減っても、残念ながら削減できないのです。

それに、げろんと医院の患者さんは、95%が公的保険患者。
そのうちの80%以上が、地域健康保険AOKの患者さんなのです。
こりゃ、イタイ。


義理両親の話を聞いていると、今までにも、急に診療報酬が大幅に下げられるということは、何度もあったようです。
以前は、点数制になっていたのですが、1点がいくら・・・というのは、報酬が振り込まれてみないとわからなかったそうです。(日本では、点数制でも、1点=10円って決まっていましたよね??)
しかし、今回の兼、こちらが「取らぬ狸の皮算用」をしたわけではなく、既に口座に振り込まれていた報酬を、勝手にさかのぼって減額して、我々の口座から引き落としたわけです。


AOKは、家庭医契約を結んだ患者さんの窓口負担額を、年間10ユーロということにしています。
また、被保険者に、他の健康保険(DAKなど)が課しているような、追加徴収を課していません。

これは、恐らく他の競争相手を潰し(あるいは、吸収合併して)、独占市場にしたいという狙いがあるのでしょう。


そういえば、石川啄木でしたっけね。

はたらけど・・・・から始まる三行詩を記したのは。


うちは、皆さんが想像するような贅沢な開業医の生活ではありませんが、一応、庶民の生活は送っています。
ケーブルテレビは受信していないけど、テレビもネットもあります。
常に安い旅行会社を探しますが、ろん夫の希望で、年1~2回は長期で出かけます。
(その旅行のために、普段から切り詰めて生活させられているのですが・・・)
独逸という安定した国で暮らしていること、文句ばかりでなく、感謝せねばなりませんね。


とはいえ、健康保険の横暴には、心底ムカつきます


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独逸医療制度 | 09:39:55 | トラックバック(0) | コメント(6)
コメント
ほぼ一年前の分から没収だなんて
自分の労働に対する報酬として受け取っていたもの(つまりは既に自分のもの)となっていたお金を勝手に持っていかれる、なんて横暴あるんですね。
来月から報酬カットなら分かりますし割と聞く話ですが。
そうして集めたお金はどこにいくんでしょう…。
2010-11-08 月 15:08:53 | URL | natsu [編集]
AOK横暴!
これはひどい。

Rehaの分野でもAOKはかなり横暴な事をしているので、
私自身AOK患者だったのですが、頭にきてすぐ替えました。
2010-11-09 火 19:10:46 | URL | どくとるくま [編集]
natsuさんへ
> 自分の労働に対する報酬として受け取っていたもの(つまりは既に自分のもの)となっていたお金を勝手に持っていかれる、なんて横暴あるんですね。
> 来月から報酬カットなら分かりますし割と聞く話ですが。
***********
信じられませんよねぇ~。
うちの場合は、特にこの地域健康保険の患者さんが多いので、大打撃なのです。

> そうして集めたお金はどこにいくんでしょう…。
***********
実は、被保険者の負担が比較的少ない保健(つまり、元がとれない??)なので、赤字補填にするという名目で、マネージャーのボーナスとなって消えていくのでしょう。
2010-11-09 火 20:06:33 | URL | げろんと [編集]
くまさんへ
ご無沙汰しています。

> これはひどい。
> Rehaの分野でもAOKはかなり横暴な事をしているので、
*************
うちのAOKの患者さんたち、トホホな方が多いので、「あれじゃ、赤字になって、財布のひもを閉めなきゃやっていけないだろうな」と思っていたのですが、こういうやり方をされるとねぇ。
リハの世界も、保険との闘いは大変そうですね。

> 私自身AOK患者だったのですが、頭にきてすぐ替えました。
************
ふふふ。くまさんらしいです。
家庭医に関しては、AOKは今までは、そこそこまともだったのです。
確か、BW州は、まだまだ家庭医に対しての報酬は許せる範囲だったと聞いていたのですが・・・。

うちは、DAKで、決して善良な保険じゃありませんが、とりあえずはそのままです。
医療機関の立場からすると、どこにも、善良な健康保険なんてないですもの。
2010-11-09 火 20:16:17 | URL | げろんと [編集]
遅れましたが
おたんじょうびおめでとうございました♪

ひょっとして干支は一緒でしょうかね♪
これからもどうぞお元気で♪

2010-11-18 木 11:13:49 | URL | アルペン55 [編集]
アルペンさんへ
> おたんじょうびおめでとうございました♪
*************
ありがとうございます~。

> ひょっとして干支は一緒でしょうかね♪
> これからもどうぞお元気で♪
**********
あら、アルペンさん、私と同い年ですか?? 爆
私、大台に乗ったのですが・・・。
アルペンさんも、お体に気をつけてお過ごしくださいね。寒いから風邪引かないように~。
2010-11-19 金 17:10:46 | URL | げろんと [編集]
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