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AOK 家庭医契約を一方的破棄
大変なことになりました。
ハワイアンな気分に浸っている場合ではなくなってしまったのです。^
(↑この記事、意図的に予約投稿に変更しました)

バイエルン州最大の公的健康保険AOKバイエルンが、家庭医契約の報酬を一方的に下げる通告をして、おまけに2010年1月までさかのぼって、診療報酬を家庭医の口座から引き落としたことから始まった両者の争い。

事の発端は、Rösler健康相が推し進めた「保険制度改悪案」。
これにより、現行の(比較的安定した診療報酬が約束されていた)家庭医契約も「他州の診療報酬に見習う」という方針を取り入れることが、許されるようになったのです。
バーデン・ヴュルテンベルク州のAOKは、同州家庭医協会との関係維持のため、家庭医契約もそのまま更新。
バイエルン州AOKは、この法律が通ったら、すぐに診療報酬の一方的な引き下げを通告したのでした。(おまけに、1月までさかのぼって!!)


これに対して、バイエルン州家庭医協会は、「保険診療制度からの撤退」をちらつかせ、抵抗してきました。

と同時に、家庭医側は、今までの報酬を自ら下げる代わりに、慢性疾患患者の疾患管理、健康診断、予防接種などの予防医学の質を落とさないことを条件とした、新しい契約をAOK側に提示していました。

バイエルン州家庭医協会のお抱え弁護士は、「保険診療制度から撤退した場合には、Röslerの推し進めた法律は、
無効となり、健康保険側は被保険者のために、家庭医側と(法律の枠外で)新たな契約を結ぶことが義務付けられる」という見解なのです。

逆に、バイエルン州健康相とAOKは、「保険医制度から撤退したら、保険診療自体を許されないから、患者さんは自費診療を受けることになる」と、家庭医を脅していたわけです。

もちろん、保険制度からの撤退は、各診療所に決定がゆだねられますので、全ての家庭医が保険診療を取りやめるわけではありません。また、ニュルンベルクとミュンヘンの家庭医は基本的に、この計画には参加していません。
家庭医側は、2011年6月末までは「保険診療する」という方針なのです。

ところが、AOKは、保険診療の撤退を宣言したその日から、患者さんが自費で支払いをしなければならないなどと、公の場で発言したわけです。
どんな契約でも、かならず、「解約期間」というのがあるわけですが、健康保険も健康大臣も、その辺については口をつぐんでいます。


AOKは、何と言っても、「法に逆らうことを承知の上で、1月までさかのぼって診療報酬を引き下げた」という前科があるマフィアみたいな健康保険。
明日以降、各被保険者に郵便で、「家庭医が協力を拒むため、家庭医契約を撤回する運びとなりました。これ以降は、各四半期ごとに10ユーロを支払っていただきます。」との手紙を送るそうです。


ありがたいことに、地元の新聞は、中立的(というより、家庭医の意見を代弁したような)報道をしてくれ、この件に関しては、もっとも流れがわかりやすいのです。
(Mainpost: http://www.mainpost.de/regional/bayern/Streit-der-Hausaerzte-mit-der-AOK-eskaliert;art16683,5880907)

問題は、12月22日にニュルンベルクで予定されている、「保険制度からの撤退意思」を表明する総会。
うちとしては、まだまだ軌道に乗り始めたところで、松葉杖も義足の準備もないまま、両足を切断されたような感じ。
できれば、このまま数年、診療報酬が下がっても、様子を見たかったのですが・・・。

とりあえず、12月22日。
げろんとも、体調さえ良ければ、ニュルンベルクに同行させてもらうことにしましたので、しっかりご報告します。

こんな先行き不透明じゃ、家のローンも組めそうにないなあ。
「ああ、うちは一生アパート暮らし決定かな???」
などと、虚しい日々を送っています。


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ところで、今、arteでStingのコンサートの模様が放映されていまして、これを書きながら、ウットリとしております。カッコいい旋律、セクシーな声とお姿、やっぱりいいわぁ。
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独逸医療制度 | 22:12:01 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
え、
そちらのAOKの患者さん、今まで、3ヵ月毎の診療費10ユーロ、払ってなかったんですか?? うちはBarmerですが、払ってます。うちの州のAOKも払ってないのかな?? 

患者さんが増えたら収入が減るというおかしなシステムは止めましょう! 我が家は幸運にも、年に一回、家庭医に行くか行かないか、、ぐらいですが、相当の保険料払ってます。それにもかかわらず保険が赤字というのが解せません、、。

はっきり言って、あの黄色い政党にはガッカリしました。選挙権は無いですが、今度は良くなるか?って期待してたんですよ、黒と黄色になった時に(笑)
2010-12-18 土 22:39:02 | URL | アルペン55 [編集]
アルペンさんへ
家庭医契約を結んだAOKの患者さんは、一年で10ユーロだったんです。
他の公的保険患者さんは、基本的に3ヵ月毎に10ユーロ払ってますよ。

> 患者さんが増えたら収入が減るというおかしなシステムは止めましょう! 
我が家は幸運にも、年に一回、家庭医に行くか行かないか、、ぐらいですが、相当の保険料払ってます。それにもかかわらず保険が赤字というのが解せません、、。
***********
私も、あれこれとお金がかかる患者ではあるのですが、夫の払う保険料が尋常じゃないので、もとは取れていません。うちの患者さんを見ていると、保険の悪用、無駄な病欠に始まり、1年間で6回も胃カメラ検査を受けた人やら、保険の無駄遣いを医療機関も(特に高度医療を提供する医療機関)患者も平気でしているのです。自己負担がほとんどない制度というのは、結局、感覚を麻痺させてしまうのでしょうね。

> はっきり言って、あの黄色い政党にはガッカリしました。選挙権は無いですが、今度は良くなるか?って期待してたんですよ、黒と黄色になった時に(笑)
***********
私、あの党首の甲高く叫ぶ声が苦手でして、彼が政権に参加するようではダメだなと思いました。
健康相というのは、本来、ものすごく卓越した政治的手腕が必要な立場じゃないかと思うわけで、医者としても大した経験を積まない(彼が3年ほど経験した、連邦軍の医者というのはかなり特殊なのです)まま政界に入り、政治家としても駆け出しの方には、荷が重過ぎるのではと、感じていました。
まあ、地方自治レベルで判断すると、赤い政党が中心となっても、パッとせず。日本もドイツも政治家不信が重篤ですよね~。
2010-12-21 火 21:47:16 | URL | げろんと [編集]
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