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Sir Nickyという人
感染症の時期ですね。
いかがお過ごしでしょうか。

ドイツは、ずっと生暖かい日々が続いていたのですが、週末から急に冷え込みました。
そのお陰で、アイスワイン(凍るまで枝にへばりついていた葡萄からできる、糖度もお値段もとびっきり高いデザートワイン)用の葡萄の収穫が行われたそうです。
とはいっても、この暖冬のお陰で、収穫量が非常に少なかったのだとか・・・。
ちなみに、マイナス7度にならないと、葡萄の水分が完全には凍らないので、収穫はマイナス7度が目安。


昨日、ARDのニュースを見てから、何気なくテレビをつけっぱなしにしていたら、こんなドキュメンタリー番組がやっていました。


Sir Nicky - Held wider Wille


(番組の簡単な紹介はこちら


第二次世界大戦が始まる直前に、チェコに住むユダヤ系住民の子供たちを、養子縁組により脱出させる活動をした英国人のお話。
公的な機関を通さず、個人として、利害関係なしに670人程度の子供を英国(経由で他国へ逃げた場合もあり)へと脱出させたのです。

この


Sir Nicolas Winton

↑クリックで独語wikiに飛びます。

という男性。

キリスト教に改宗したユダヤ系ドイツ人として、子供の頃に英国へ渡り、姓をWertheimerからWintonに変えたとのこと。
銀行で各国で働き、英国に戻り、株のブローカーとして働いていたのですが、1938年にプラハに住む知人の招待で現地へ趣き、「せめて、子供たちだけでも救わないと、大変なことになる」と、即座に子供たちを国外へ脱出させる行動を起こしたのです。(この知人は、当時すでにドイツに占領されたズデーテン地方から、プラハへと逃げてきたとのこと)

なぜ子供たちだけ??

それは、1938年のReichskristallnacht(ライヒス・クリスタールナッハト 水晶の夜)以降、イギリスの法律上、17歳以下のユダヤ人の子供を受け入れることが可能であったためです。

彼は、子供たちのビザ取得のための資金を集め、子供たちを受け入れる養父母を探し、子供たちを移動させるという手配に力を尽くしました。時には、子供の生年月日を偽り、17歳以下にしたてあげたパスを偽造したりもしたそうです。


私が驚いたのは、当時、まだナチス・ドイツに占領されては居なかったプラハで、「今すぐ行動を起こさねば」という危機感を抱き、即座に行動に移した、彼の判断力と機動力。
そして、戦後も、脱出させた子供たちのリストを保存しながらも、誰にも(妻にさえも)自分の善行を明かさなかったという「さりげなさ」・・・。
たまたま、彼の妻が、このリストを見つけたことから、メディアの知るところとなり、彼に救われた子供たちを集めたテレビ番組(本人にはその旨が伝えられず、サプライズの演出だったとか・・・。いま流行りのヤラセかもしれませんが)に出演したことで、有名になったお話なのだそうです。


勿論、時には乳飲み子のように小さかった我が子を手放し、異国の見知らぬ人間に託し、「何としてでも子供だけは救わねば」という勇気ある行動に出た、子供たちの両親も凄いと思います。
子供たちの両親は、劣悪な環境化での強制労働・強制移送によって、あるいはガス室で命を落とし、わが子には二度と会えなかったのです。
どんな思いで、わが子に別れを告げたことでしょう。

ニコラス・ウィントンのユダヤ系の子供脱出作戦の最終便は、1939年9月に予定されていました。
しかし、第二次世界大戦の開始により、子供たちは脱出できず、脱出予定だった子供たちの行方も、そのまま分からずじまいだということです。



最近では、「英国のシンドラー」などと彼のことを呼んでいるそうです。
本人、本当はそんな風に呼ばれたくないのでは・・・。
自分の起こした勇気ある行動を妻にすら言わなかったのですから。


英国では、ロックスターにも Sirの称号を与えたりしていますが、彼こそ、この称号に見合う行動を起こした人は少ないのではないでしょうか。

素早く決断し、行動を起こすことができたのは、株のブローカーとしての彼の経験のお陰かもしれませんね。



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世界のいろいろ | 12:12:54 | トラックバック(0) | コメント(2)
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