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豚の胃を食す
豚の胃、プファルツ地方Pfalzの名物料理です。


Saumagen


と言いまして、
豚の胃に茹でたジャガイモやら、卵、玉ねぎ、スパイスとハーブを利かせた肉などを詰めたものです。
まあ、腸詰ソーセージが巨大になり、中身もボリューム満点といったところでしょうか。


げろんととろん夫、たった1年ですが、ろん夫の仕事の都合でプファルツ地方で暮らしたことがあります。
その時に食べて気に入ったのが、この豚の胃でした。
最初にこの料理について聞いたのは、独逸に来て二年目だったかと思います。
ろん夫の同業者たちの集まりに一緒に出席した際、隣に座っていた人から、独逸の隠れた名物料理だと説明され、「豚の胃に肉やら、ジャガイモやら詰める・・・」と聞いただけで、お腹一杯になってしまったものです。
だから、プファルツ地方に引っ越しても、自分から不気味な豚の胃を注文することもなく、時が過ぎていきました。

それが、たまたま街中のインビスで皆が注文していた「肉の塊をスライスして、パンに挟んだもの」を何気なく注文して、食べてみたら、これが美味い!!
お店の人に「今の料理、なんていうの?」と尋ねて、それがあのSaumagenだと知った次第です。

一説に寄れば、コール元首相が首相就任した際に、首相府だったかの職員食堂のメニューに「Saumgagenを加えるように」指示したくらい、コール氏はSaumagenが大好きなのだそうです。
彼の地では、街中の肉屋(チェーン店などではなく、昔ながらの小さな肉屋)に行けば、これをスライスして売ってくれるので、家でフライパンで焼いて食べたりしました。
残念ながら、プファルツ以外では、このSaumagenが入手不可能だったり、入手が困難。


このあたりに引っ越してきてからは、用事でプファルツに行く度に、Saumagenを買い、真空にして冷凍保存していました。が、用事で出かけることも減り、なかなか食べる機会に恵まれないのです。
そんなとき、通販で見かけた缶詰のSaumagen。

早速取り寄せて、試してみました。

saumagen dose

こんな缶に入ってます。


saumagen ganz

缶を開けてみると、こんな感じ。
あんまり美味しそうには見えないんですが・・・と一抹の不安が。


saumagen geschnitten

これをスライスしまして。
スライスしたら、いつも見慣れている形で安心。


saumagen gebacken

フライパンにバターを熱して、両面をこんがり焼いて、マスタードを添えて頂きます。
うちでは、バターではなく、菜種油かオリーブオイルが登場します。
付け合せは、何といってもザワークラウトが一番。
ちょっと胃に重たいですから、ザワークラウトでサッパリさせるというのが合うのではないかと思います。
ジャガイモ入っているので、主食も無理に食べなくてもいいかもしれないけど、黒パンがあるといいかもしれません。そして、プファルツ地方のワインがお供・・・といきたいところですが、これお弁当でしたので、ワインはなし。ろん夫は、診療所で寂しく、水を飲みながら食べたことでしょう。


そういえば、げろんと、ザワークラウトも手作りしたことがなく、いつも缶詰のものをスーパーで買っています。
本当は、手作りしたほうが美味しいのでしょうが、そんな面倒なことはしていられません。


ちなみにプファルツ地方から、こちらに引っ越してくるときに買った、プファルツ料理の本には、自分でSaumagenを作る方法が出ています。

まずは、新鮮で小さめの豚の胃を肉屋で注文することから始まるそうで・・。
入手した豚の胃を洗い、出口を縛り・・と。
茹でたジャガイモ1~1.5キロと、豚の三枚肉をサイコロ状に切り、牛挽肉・卵・玉ねぎを混ぜて、スパイスと塩で味付けながら、しっかり混ぜ合わせ。
この中身を豚の胃に詰めて、出口をしっかり縛り、塩水に3時間以上つけるそうです。

一度は自分で実験してみたいと思いつつ、未だに実現しておりません。


ご興味のある方、お試しあれ。


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身近な出来事 | 20:50:18 | トラックバック(0) | コメント(6)
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