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掛かり付け医契約 Hausarztvertrag
独逸の医療制度を語る上で、いつも面倒くさいなあと思うことは、州ごとにシステムが違ったり、医療保険ごとに違った算定方式が存在するという点です。

家庭医(掛かり付け医)契約は、その代表格。


げろんと医院のあるバイエルン州では、AOK(Allgemeine Ortskrankenkasse・地域健康保険組合)とバイエルン家庭医連盟 Bayerischer Hausaerzteverbandとの間で、掛かり付け医契約という算定方式が導入されています。
(どうやら、お隣のバーデン・ヴュルテンベルク州でも、この掛かり付け医契約が存在するそうです。)

通常、開業医の保険診療算定は、保険医協会 Kassenaerztliche Vereinigungを通して行われます。
が、このKVの診療報酬分配方式に不満を持った家庭医連盟が、健康保険組合と折衝を重ね、直接、診療報酬を請求するシステムを作り上げたのです。
この「掛かり付け医契約」Hausaerztevertragは、患者さんが承諾・サインすることによって、各患者ごとに結ばれます。

書類にサインをした患者さんにとっての最大のメリットは、通常四半期ごとに10ユーロ払う実費が、年間10ユーロですむということと、通常2年に一度のチェックアップ検診を毎年受けられるということでしょうか。

家庭医にとっては、診療報酬のアップが見込めたり、超音波検査の算定がしやすくなるというメリットもありますが、代わりにAOKの要求を満たす必要が出てきます。
たとえば、「最低でも週1日は、夕方の診療時間を延長する」などの患者サービスや、予防医学にも勤めることも保険側の要望に入っています。


げろんと医院では、非常に多くの患者さんが、このAOKの患者さんということもあり、非常に助かっておりますが、どうやら、他の公的健康保険組合gesetzliche Krankenkasseや、任意健康保険組合Ersatz-Krankenkasseも、追従していくようです。

面倒なのは、この掛かり付け医契約なんですが、健康保険ごとに、契約内容が違っていたり、同じことを意味していても表現が若干違ったりと、じっくり読んでいると、イライラしてきます。

そして、新しいシステムが導入されるということは、コンピューターのシステムも更新していかなければならないのです。自分じゃできないので、システム管理会社に来てもらいますが・・・。

おまけに、糖尿病や循環器系基礎疾患などでは、これに加えて、疾病管理プログラム(DMP/Disease Management Program)という制度が並行しておりまして、このDMPは、KVに請求することになっています。


そんなわけで、げろんとのように受付業務に携わらない人間には、ちんぷんかんぷんな保険制度。
ろん夫と受付嬢たちががんばってくれているから、助かります。
だから、他人事のようにブログなんて書いていられるのです。


うちが他州に引っ越すことは二度とないと思いますが、バイエルン州の住民が、ひとたび州を変われば、保険算定システムが違って、今までどおりの恩恵を患者さんが受けられないことも出てくるわけです。
ちなみに、任意健康保険組合の掛かり付け医契約は、これを踏まえて、独逸全国で同じシステムを導入し、算定方式もシンプルにする努力をしたとか・・・。それでも解読が難しかったです。


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ふえぇ、独逸って面倒なのね。。。
ってことで、今日もいつものポチッをお願いしますね。








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独逸医療制度 | 18:49:54 | トラックバック(0) | コメント(2)
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