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イギリス医療制度の裏側
ろん夫の研修に引っ付いて、州都に出かけておりました。

この研修、日系某製薬会社のご招待で、イギリスにある関連会社との提携のもとに行われまして、参加者の半数はイギリスからやってきた方々。講義も質疑応答も全て英語で・・・ということですので、地元の同僚で参加した人はいませんでした。
ろん夫は、アメリカで看護実習をした経験があり、英語には困らないというのと、イギリス人の同僚たちから話を聞いてみたいという興味本位で出席。テーマ(糖尿病・高血圧)自体は、どこの製薬会社でもやっている内容ですし、それほど興味があったわけではないようです。


以下、ろん夫からの報告をまとめてみました。


1.この研修の参加者に限って言えば、イギリスチームの3分の1~半数近くがインド系。(よって、会話も時々微妙になる。)
インド人の英語、人にも寄りますが、なかなかハードですからね。そういえば、イギリスでは言葉が完璧でない医者と患者の間での誤解が元で、医療過誤が生じたという事件もありましたっけ。独逸はどうなんでしょうね。今後、そういうケースが増えてくると思っていますが・・・。

2.イギリス人医師で、自分の体・自由時間を犠牲にしてまで、患者のために働こうという人は、皆無。
週末などの当直は、多くが独逸からの出稼医師に任せて、自分たちは休む。
独逸では、開業医でもイギリスや北欧に出稼ぎに出かける人もいます。報酬は、1日200~300ポンド(220~340ユーロ・日本円だと25000~40000円くらいでしょうか?)。独逸の報酬と変わりないか、若干安めという印象を受けます。
ろん夫は、そこまでして収入を増やさなくても良いと思っているらしく、自分の仕事以外に引き受けるタイプではありません。いや、引き受けて家計を助けてくれると助かるんですが・・・。


3.収入は、ポンド&ユーロの換算レートにもよりますが、今の状態だとほぼ同じくらい。物価は、あちらのほうが高いでしょうから、誰もが夢見るような贅沢な生活は送れないでしょう。
独逸でも、羽振りがいいお医者さんは、いまどき多くありません。勤務医なら教授や部長クラス、開業医なら保険外診療で儲ける人たちでしょう。保険診療中心なら、日本の中堅勤務医と同じ収入レベルかと思われます。


4.糖尿病など生活習慣病コントロールに関しては、患者さんとの目標を設定(血液検査数値改善・禁煙・血圧など)して、目標を達成したら、医師側に保険からボーナスが支払われる仕組み。
実際には、禁煙・血圧など、ごまかすことが出来る目標をごまかして、ボーナスをせしめる医者も多いそうです。

5.統計の操作も行われる。
病院外来の待ち時間を3時間以内(!!)に・・・というお達しが政府から出たら、待ち時間が長くなりそうな場合には、待合室の隣に別の小部屋を作り、患者さんをその小部屋に呼び出す。これで、待ち時間が3時間以内という目標を達成したということにしてしまう。
某国の失業者数も、こういうトリックで統計操作をしているって話なので、ちっとも驚きませんが・・・。


と、まあ、こんなところでしょうか。


イギリスでは、公的保険制度の崩壊が独逸よりも早かったこともあり、医療制度が混乱した状態だと聞いています。年配の患者さんには、人工関節の手術が保険でまかなえないとか、本当にあるそうです。
きっと、将来の独逸医療制度は、こんな状態でしょう。


実は、こういう医療制度のウラよりも面白かったのは、独逸チームと英国チームの差。
英国チームは、質問の際にも、まず
「興味深い講演をありがとうございます。」とお礼を言うことからはじめるそうです。
そして、食事の際にも、英国チームに独逸人のろん夫が乗り込んでいっても、歓迎する姿勢を示し、お互いの情報交換を楽しんでいたそうです。

独逸チームは相変わらず無愛想で、ドイツ人だけで固まりたがり、特に開催地だった我が州の州都の同僚たちは、内輪話に花を咲かせ、外部からの同僚に冷たい。
当然、イギリスの医療制度などには興味を示すこともしなかったそうです。
「明日は我が身」とは思わないのですねえ。


ちなみに、イギリス人バカンス客のトレードマーク、テニスシューズ姿の方は1人も見かけませんでした。
皆さん、スーツ姿が多かったとか・・・。
独逸人も、さすがに、短パンにソックス&サンダルという井出達ではありませんでしたが、もう少しカジュアルな格好だったそうです。

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世界の医療事情 | 11:57:20 | トラックバック(0) | コメント(2)

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